弊社の新路線開設について

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                 弊社の新路線開設について

     

                              八晃運輸株式会社         

                              代表取締役 成石 敏昭                    

     

     日頃は、弊社の事業にご協力ご理解いただき、まことにありがとうございます。

     弊社の路線バス新規参入にはいろいろとご意見を頂戴しているところですが、本日

    に至るまで皆様にご説明させていただかなかったことを深くお詫び致します。今回、弊

    社が新路線へ参入させていただいた手続状況、参入の理由等を簡単にご説明させていた

    だきます。

     まず、弊社の新路線参入の手続状況ですが、一部新聞報道にもございますとおり、弊

    社は、昨年3月、岡山市中心部と岡山市東区西大寺地区を結ぶ路線(仮称:益野線)の

    新設につき、中国運輸局に認可申請をさせていただきました。

     そして、中国運輸局において厳正に審査され、法令上要求される事項を充足したため、

    平成30年2月8日、認可されるに至りました。すなわち、弊社の申請は、輸送の安全

    確保、運行管理体制等が適切であることはもとよりのこと、弊社の新路線参入によって

    も、運賃は格別割安ということでもなく、当該市場において不当な競争を引き起こすお

    それはないと判断され、認可されたことにつき、何卒ご理解いただきますようお願いい

    たします。

     次に、弊社が、競合他社が既に運行させている路線へ参入した理由ですが、ひとえに

    健全な競争により、市場を活性化させ、路線バスのユーザーである当該路線の皆様への

    より充実したサービス提供を行わせさせていただくことに他なりません。

     なお、今回の新路線についての認可が出る直前、当該路線の競合他社が、将来、当該

    路線で弊社との競争が生じ、当該路線での利益が減少し、(競合他社が運行している)そ

    の他の赤字路線が維持できなくなるとして、赤字路線とされる31路線の廃止届を提出

    されました。

     弊社としては、競合他社の動向について、コメントすべき立場ではございませんが、

    競合他社が述べておられる人口減少等により、地方部において地域公共交通が衰退して

    いるという現状について意見を異にするつもりはございませんし、地域公共交通は事業

    者の見地ではなく利用者の見地から守らなければならないものと理解しております。

     一方、競合他社は、弊社の益野線参入により、従来の黒字路線を奪われ、残りの赤字

    路線の維持が困難になると主張されています。路線バス事業は、高齢化の進む我が国に

    おいて、公共性の高い事業であり無くしてはならないものであることは間違いありませ

    んし、黒字路線が赤字路線をカバーすることも、各路線によって利用客数も自ずと異な

    ることから、一定程度はやむを得ないものと思われます。

     しかし、そのことを裏返せば、黒字路線の利用客が、いわゆる赤字路線の利用客の料

    金の一部を補てんしていることを意味することとなります。すなわち、黒字路線で赤字

    路線をカバーするという事態が行き過ぎれば、黒字路線の利用客は、自由な競争が行わ

    れていない条件下では、不当に高い運賃を負担するという事態に陥ってしまいます。

     道路運送法では、バス事業者は各路線につき、運賃は「能率的な経営の下における適

    正な原価に適正な利潤を加えたものを超えないものである」こととされておりますが、

    赤字補てんが行き過ぎるとかかる制度設計とも矛盾が生じかねません。

     また、赤字路線維持のため、各自治体は、程度の差はあるものの、今回の競合他社を

    含む各バス事業者の路線のうち、利用者が少ない特定の路線には補助金を支出し、事業

    が運営されているところ(ただし、衆議院予算委員会地方公聴会において、競合他社は

    「補助金をもらわないで支えている」と発言されています。)、各自治体の支援の規模、

    妥当性については未だ県民の皆様において深く議論されているところではありません。

    今こそ各自治体の補助金支給についても透明性を確保して改めて議論されることが必

    要です。

     最後に弊社の新路線参入により、地域公共交通がますます活性化され、競争原理によ

    り適切な価格でのサービス提供が行われるようになり、と同時に各自治体による赤字路

    線への適切妥当な運行支援、利用推進のための方策の拡充がなされ、当該路線のみなら

    ず岡山県内の路線バス利用者へより一層充実したサービスが提供されるようになること

    を切に願います。

     

                                 平成30年3月2日



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